tel:0120-59-2312

フォームでのお問い合わせ


離婚にまつわるコラム

結婚して7年が過ぎたある日、夫が急に「離婚したい」と言い出しました。

 

数日後、夫がレンタカーのトラックを借りてきて、引越をしました。部屋は、保証人がいらないアパートを探して借りました。夫の会社の同僚の男性が一人、手伝いに来ました。その人も離婚経験者だそうで、色々と相談に乗ってもらったのだそうです。二人がかりで、あっという間に夫の荷物と家具がトラックに積み込まれ、家の中には不自然な空間ができ、一人で使うにはあまりにも広すぎる感じになりました。私の中には、いつか、気が変わって戻ってくるのではという淡い期待がありましたが、口には出しませんでした。引っ越して行く時の夫は、とてもスッキリしたいい顔をしていました。私はその顔を見ながら、期待を口に出さなくて良かったと思いました。もう戻れないのだと分かったからです。

 

それからは、お互いの両親、特に夫の両親に、離婚についてどう説明するかを、毎晩一人で考えていました。自分の両親には、うまく説明できそうだという、根拠のない自信がありました。結婚する時、女性は嫁ぐ側なので、離婚=娘が自分達の元に戻ってくると感じてくれると思ったからです。その根拠のない自信は、確信でした。私はまず、自分の両親に、今別居している事を話し、「このままたぶん離婚すると思う」と言いました。両親は驚いてはいましたが、「自分達で決めたことなら、口出しはしない」と言ってくれました。その時両親は、私が実家に戻ってくると思っていたようでしたが、私には、そのつもりはありませんでした。私は一人っ子なので、両親が二人とも死んだら、本当に一人ぼっちになってしまいます。自分でちゃんと自活して、友達をたくさん作り、ネットでも何でもいいから、いつでも誰かに相談できるコミュニティをつくることが、独身に戻った私がまず最初にやらなければならない事だと思いました。

 

悩み事を他人に相談する事を嫌っていた私ですが、今回のことがあって、やっぱり、時には誰かに頼らなければ生きていけないのだと感じていました。離婚の時、相談に乗ってくれた友人には、とても感謝しています。彼は彼で、私の相談に乗っている時期に付き合っていた彼女と別れたそうで、私と同じように落ち込んでいました。一緒にお酒を飲んだり、食事をしたりしているうちに、「あれ?これってもしかしてデート?」と思うこともありましたが、彼と付き合うことはしませんでした。あの時、淋しさにまかせて、彼と付き合っていたら、どうなっていただろうと思うことが今でもたまにあります。

 

夫と別居してから二ヶ月が過ぎ、定期的に行っていた話し合いも、ほとんどしなくなっていました。私も新居を決め、あとは夫の両親に事情を話すだけ。解決すべき問題はあと一つ!そう思っていた私に、久々に電話をかけてきた夫が「ところで、いつサインしてくれるの?」と言ってきました。離婚届のことでした。正直、別居したことで夫の気が済んだと思っていた私は、そこには触れないようにしてきました。夫から渡された離婚届は本棚にしまっていたのですが、取り出して見るのも恐くて、そのままにしていました。あの『妻』の欄に自分の名前を書くのかと思うと、とても憂鬱でした。もう元には戻れないことも、きちんと関係を絶たなければならない事も、頭では分かっていましたが、どうしても気分が乗りませんでした。そういえば夫は、私に離婚届を渡す時、「ゆっくりでいいから」と言ってくれました。なのに、なぜ急かされなければならないのだろうと思ったりもしました。

相談無料フリーダイヤル tel:0120-59-2312


PAGE TOP